「きみはいい人、チャーリー・ブラウン」名古屋公演 大千秋楽
今日は「きみはいい人、チャーリー・ブラウン」を観てきました。
中川晃教さんがスヌーピー役と聞いて、興味を持ってチケットを取ったものの「もしかして子ども向け?」と少し不安になってたのですが、先に観た方々から大人向けの内容だと報告を受け楽しみにしてました。
客席はミュージカルファンとAKBファンが入り混じって、なんだか面白い雰囲気でした。
「PEANUTS」の世界観を崩すことなく表現された、かわいらしくほっこりできる作品でした。
それでいて、心にグサッとくる部分もあったりして、確かに大人向けでしたね。
流れとしては「PEANUTS」のマンガを見ているみたいに短いエピソードをいくつも組み込んだ感じ。
音楽はジャズベースのポップス?
出演者は6人だけの小さなカンパニーです。
スヌーピーの飼い主チャーリー・ブラウン役の村井良大さん。
良くも悪くも「いい人」チャーリー・ブラウン(笑)
こういう人いますよねぇ。真面目だけど不器用で、優柔不断なウジウジくん。
そんなチャーリーをユーモラスにかわいらしく演じていました。
冴えないチャーリーの設定ですが、村井くんのイケメンは隠せない(笑)
近くにいたご夫婦からも「チャーリーの子、イケメンだねぇ」という会話が聞こえてきてました。
ルーシー役の高垣彩陽さん。
怒りっぽくて、ちょっと生意気なルーシーをエネルギッシュに憎めないキャラとして演じていました。
歌も上手いし、かわいかったです。特にシュローダーを何とか振り向かせようとしている場面とか(笑)
カーテンコールの挨拶では、久しぶりのミュージカル出演で「ミュージカル向いてないんじゃないか」と悩んだ時もあったなんて話してましたが、全然大丈夫でしょう!
これからもどんどんいろんな作品に出て欲しいものですね(*^-^*)
チャーリーの妹サリー役の田野優花さん。AKB48のメンバーですね。
要領のいいしっかり者(?)のサリーを元気いっぱいに演じてました。
歌声もきれいでちゃんと歌えてましたし、気が強そうな感じもよく出ていてかわいらしかったです。
役としてはライナスに夢中ってことになってるけど、その辺のエピソードはなかった気がする。
サリーがどさくさに紛れて、ルーシーのワンピースの裾を思い切りめくりあげて、笑いが起きてましたw
ルーシーの弟ライナス役の古田一紀さん。
肌身離さずお気に入りの毛布を持ち歩き、赤ちゃんみたいに指をくわえているけど、考えていることは大人なライナス。
なかなかの再現っぷりですよ。かわいらしい雰囲気に似合わない理論的な言葉が飛び出す。読書感想文の場面なんかよく舌が回るなと(笑)
とても魅力的なライナスになってましたよ(^^)
天才音楽家シュローダー役の東山光明さん。
そういえば、いつもおもちゃのピアノを弾いている男の子のキャラクターがいましたね。
クールになりすぎず、子どもっぽさもちゃんと出ていて良かったです。この役はさじ加減が難しいでしょうね。
そして、チャーリーの飼い犬スヌーピー役の中川晃教さん。
すごくいい味出してるし、犬の鳴き声も上手だし、相変わらず歌も上手いし、面白いし、かわいいし。
間の取り方がさすがです。
そしてしっかりご当地アドリブも「食事の時間」が「ひつまぶしの時間」になり、サパータイムの歌の中にも「味噌煮込み最高!!」などと入れ込んでくれて盛り上がってました♪
観終わった後は、心があったかくなる作品。
オチがないストーリーも多いので、多少消化不良な部分は残るかなという感じはしますが楽しかったです(*´˘`*)♡
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