『RENT』名古屋公演 観劇感想

2022年10月13日

今日は愛知芸術劇場へ『RENT』を観に行ってきました。

初見だったせいか話の流れがつかめず、ついていけないまま1幕が終わってしまいました(^_^;)
一応あらすじは読んでいたのですが・・・
でも、楽曲はかっこよくて素敵な曲ばかりです♪
2幕でやっと少しずつ分かってきて、最後は泣きましたね~。

貧困、AIS、LGBT、ドラッグなど、20世紀末のアメリカを風刺した作品です。
若者たちの感情のぶつかり合い、すれ違いなどの描き方はアメリカらしいなと感じました。

今日の役替わりは、ロジャー(堂珍嘉邦さん)、ミミ(ジェニファーさん)、エンジェル(平間壮一さん)、モーリーン(沙羅マリーさん)でした。

話の流れを理解するのに時間がかかってしまい、細かいところなど分からなかった部分も多々あるので、キャストの皆さん個別の感想があまり書けないですけど、一応一言ずつ書いてみます。

マーク役の村井良太さん。
何となく冴えない感じのマーク。いつもカメラを持ち歩いて仲間たちや街の様子を撮影しています。
恋人にはフラれ、お金もなく、仲間の中にいてもどこか満たされず、自分探しを続けている。
そんな自分に対する苛立ちを抱えながらも、仲間には気弱ともとれるくらい優しい。そんな印象のマークでした。

ロジャー役の堂珍嘉邦さん。
恋人を亡くして落ち込んで引きこもっているところから、ミミと出会って外へ出るようになっていくところは、感情表現が豊かで分かりやすいです。
ロジャーもミミもAISにかかっていて、お互いにそれを伝えなければ、そして愛していることも伝えなければと思っているのに、なかなか素直に伝えられず、すれ違っていくのがもどかしいですね・・・

ミミ役のジェニファーさん。
パワフルでねっとりした歌い方が役のイメージによく合っていますね。
しぐさなどもふくめて、いかにもアメリカにいそうな女の子のイメージそのままで、ロジャーと絡む場面はアメリカのドラマを見ているようでした。

コリンズ役の光永泰一朗さん。
エンジェルへの愛がすごい伝わってきますね。エンジェルを優しく包み込む包容力がとても良かったです。

エンジェル役の平間壮一さん。
とってもキュートなドラァーグクイーンでした。そして周りを笑顔にしていく癒し系の愛されキャラ。
そして、ダンスがすごいきれい!

モーリーン役の沙羅マリーさん。
沙羅マリーさんは、以前名古屋のZIP-FMで番組を持っていたことがあってよく聞いていたので、声を聴いただけで分かっちゃいました(*^-^*)
元気いっぱい自由奔放なモーリーンがかわいかったです。

ジョアンヌ役の宮本美季さん。
いかにもお堅い仕事をしていそうな雰囲気を持ちつつ、恋人のモーリーンに振り回されてアタフタしている姿がコミカルで面白いです。
なんでもきっちりしていたいジョアンヌと自由奔放なモーリーン、正反対の2人がお互いに「このままの私を受け入れて!」と言い合うシーンはすごくリアル。
でも、日本人だとあそこまではっきり言い合う事は少ないと思うので、あまりピンとこない人もいそう。

ベニー役のNALAWさん。
登場人物の中で唯一、裕福な人でマークやロジャーが住むマンションの管理人。
家賃をマークたちに請求したり、条件付きで免除すると言ったり・・・
ちょっと今回はベニーの立ち位置がよく分からなかったです。ごめんなさい。

いや~、やっぱりもう一度ちゃんと見て理解したら、もっと楽しめるかもなぁ。1回じゃわからないことが多くて感想がこれ以上書けません(^_^;)
でも、キャストの皆さんプリンシパル、アンサンブル含めて全員が歌うまさん揃いで聴きごたえがありました!
次に再演された時はまた観たい、というかリベンジしたいです(笑)