花全ツ『うたかたの恋/エンター・ザ・レヴュー』
花全ツ『うたかたの恋/エンター・ザ・レヴュー』
ただいまぁ~!さ、寒かったよぉ~・・・夜になったら急に冷え込んできましたねぇ。皆様体調を崩さないようになさってください。
花組全ツ浜松公演昼の部を観てきました。
今日は月組組長に就任した出雲綾さんが来てらしたようです。
まずは『うたかたの恋』から。
ん~・・・オサさんの笑顔の裏に孤独をにじませたルドルフも彩音ちゃんの無垢でかわいらしいマリーも好きですが、作品自体はあまり好きじゃないかもたらーっ
最初に星組をテレビで観た時と同様今回もあまりピンと来なかったので、出演者がどうとかではなく、この作品自体が私の好みじゃないんだなって思ったんです。役者が良ければ作品も好きになるとは限らないわけで・・・
あくまでも私の好みの問題なのであまり気にしないでくださいね汗
でも花組の皆さんとてもよくがんばってらっしゃいましたよ!
とりあえず、思い出せるのだけ。
立ち姿がきれいなオサさん(春野寿美礼さん)は軍服姿がよくお似合いでとても美しかったです。ただ時代に翻弄され孤独に打ち震えてマリーに救いを求めるだけの皇太子ではなく、お芝居の中で語られていないルドルフの聡明さや国を思う気持ちをも浮かび上がらせ魅力的な皇太子ルドルフでした。
マリーと心中する場面は、ルドルフが一度眠っているマリーに銃を向けたものの撃てず、またマリーの傍に行って神に許しを請うように十字を切ってから撃つという風に変わってますね。ルドルフの心の揺れが分かりやすくなったかな?
彩音ちゃん(桜乃彩音さん)のマリー・ヴェッツェラは本当に無垢でかわいらしく、またちょっぴりおてんばなところやルドルフを思いやり包み込むような優しさも感じられました。歌の方はやはりまだ課題が残りますね。声はとてもきれいだと思うので、後はもう少し声量が出れば言うことなしです。
おさルドルフと彩音マリーがすんごいラブラブ(古っ)な感じで、こっちも妬けちゃいそうでした(笑)
ユミコさん(彩吹真央さん)のジャン・サルヴァドル大公は、いとことして人一倍ルドルフの身を案じていることを感じさせました。
また一花ちゃん(桜一花さん)演じる恋人ミリーと仲睦まじく楽しそうにしていることで、一層ルドルフの孤独感や宮廷生活の窮屈さが一層引き立ってました。
フランツ・ヨーゼフのハッチさん(夏美ようさん)とエリザベートのみとさん(梨花ますみさん)が出番が少ないながらしっかりとお芝居を引き締めてらして、親子関係の不和から来る緊張感と苦悩も伝わってきました。
みつるくん(華形ひかるさん)のブラッドフィッシュとまりんさん(悠真倫さん)のロシェックが暗く重くなりがちなこのお芝居に明るさを与えています。特にロシェック爺さんが面白い動きを見せて会場から笑いを誘っています。今日のラリッシュ夫人とマリーをルドルフの下へ案内する場面でのロシェック爺さんのアドリブは客席のタキさんを指して「こちらが月組組長の出雲綾さんです」。
専科の鈴鹿照さんが演じるマリーの乳母ジェシカはとてもおちゃめでかわいいおばあちゃんって感じでした。でも自分の主人であるマリーのことを思って守ろうと一生懸命なのが伝わってきます。控えめながら存在感があり、さすがベテランの方は違うなと思いますね。
ショー『エンター・ザ・レビュー』いってみましょう。
1階奥の方の席はやっぱり音響がよくないですね。ショーの時にそれが顕著に出て、全体的に聞えづらかったです。
特に・・・え~と、そのぉ~、あまり声量のない子たちの歌声が聞えてこなくて「マイク入ってるんだよね?」とか思っちゃった。
それでもオサさん(春野寿美礼さん)やユミコ(彩吹真央さん)さんの声はしっかり届いてきて大感激♪
彩音ちゃん(桜乃彩音さん)が歌う場面が多いのですが、どの場面でも声がほとんど聞えてこず残念。先ほど書いた音響の悪さのせいもあるけど「あらら~」って感じだった。それ以外ではダンスはきれいだし、キュートだし、華があるし、度胸もあるし(笑)、キラキラしててとてもステキな子だと思います。
プロローグでのエトワール寿美礼さん、とってもマダ~ムな雰囲気ですごくきれいでした!黒地にほんのり紫色に輝くステキなドレスで寿美礼さんの細さが際立ちます。客席では「おお~!きれ~い!」の声があちこちで上がってました。好評ですねぇ☆
ますます緑川夫人をオサさんで観たくなってきた。
この場面は本公演の時のようなウケ狙いではなくなり、アダルトな雰囲気で寿美礼さんの素晴らしい歌声に酔いしれることが出来ますよ♪客席降り有。
次のコメディアンの場面はもちろん客席降り有。
ユミコさんのアドリブ「今から浜松名物うなぎがぁ~・・・出ませんでしたぁ~!」ん~、ビミョ~(笑)
その続きでサーカス小屋の場面は彩音ルイーズがカワイィ~!!ルイーズの恋人アレキンにはみわっち(愛音羽麗さん)。
本公演での蘭とむ(蘭寿とむさん)が自信たっぷりでおさピエロを全く気にも留めてない雰囲気だったのに対して、みわっちはおさピエロを意識してちょっと警戒してる感じだった。
おさピエロがルイーズに渡した花をアレキンがポイッと投げ捨てて、ルイーズを連れ去った後のおさピエロの悲しそうな表情がねぇ、思わずヨシヨシってしてあげたくなっちゃう(笑)
今回、みつるくん(華形ひかるさん)が歌う場面が増えててすごくがんばってるんだけど、やっぱりちょっとまだきついですなぁ・・・でも以前のことを思えば随分進歩してると思います。
一花ちゃん(桜一花さん)もあちこちで大活躍。かわいいだけでなく、時には大胆セクシーに大人っぽくダンスもお芝居もなかなか芸達者ですよね♪
ニューオリンズの場面で途中ユミコさんを見失ってしまった。ユミコさん他の人たちの中に埋もれてるよ汗とてもいい素質を持ち合わせてるのにその地味さが・・・まあ、そこが魅力でもあるんだけど。
シカゴ・ニューヨークの場面中詰めでも客席降り有。
フィナーレのエトワールは今回の全ツメンバーの中でも数少ない歌姫の一人絵莉千晶さん。安定感のあるパワフルな歌声を聞かせてくれます。
あまり覚えてなくてちゃんとした感想になってないかも・・・たらーっ
25日の名古屋公演をもう一度観る予定です。