あさきゆめみしⅡ2回目
今日はゆったり観ることができました。20列目で結構観やすい席だったし。
でも、源氏の君は上手に向かってお芝居してることが多いから、前回の上手側の席の方が表情はよく見えたかも。
そうそう、今日は蘭とむくんを筆頭に宙組メンバーが何名か観に来ていたようです。
ただ、私はタニちゃんだと思ってたんだけど、近くで「あれはユミコさんだ」という声が・・・東京公演中のユミコさんがわざわざ戻って観に来たの!?とか思いつつも定かではないです汗
さてさて、感想に移りましょうか。
今日のオサ源氏の君は相変わらず美しく、ずっと悲しみを胸に秘めたような表情をしていて、藤壺以外の誰にも心を許さず、ものすごい孤独感をかもし出してました。
今日は紫の上さえもまともにみておらず、藤壺だけを求めてる感じ。
例えるなら青く静かに燃える炎のようなイメージでしょうか。
柏木の裏切りに対する怒りの場面は目に涙を溜めての熱演。怒りと悲しみと悔しさがにじみ出て私も思わず息を詰めてしまったほど迫力がありました。
あやねちゃんの藤壺は落ち着いた大人の雰囲気、紫の上はすごくけなげで儚げな姫君になってました。
源氏が三の宮妻に迎えることを知った後のソロは切なく歌い上げ、涙を誘います。
後、明石の上との場面も、花組の歌姫であるちあきさんと対等に渡り合えるほど歌が上達しているし、気持ちもよく伝わってきて、すごくいい場面に仕上がってます。
死期を悟った紫の上の陵王の舞も最後の力を振り絞って激しく力強く舞い、力尽きて倒れ、源氏の腕の中で死んでいく場面は泣いちゃいました。
源氏の君も最後にやっと紫の上を本気で抱きしめるんですよね・・・
今回改めてあやねちゃんの目を見張るような成長ぶりに驚きました。
でもまだ若いからこれからもさらに成長していくんだろうな。楽しみだわ。
まとぶん刻の霊は、セリフが聞き取りやすくていいですね。
歌唱力も増してるし、きれいだし、色気もあるし、場面をつなぐ狂言回しとしては文句なしです。
今日は藤壺が死んで源氏が打ちのめされて「死にたい」と言った時の「ダメです」が前回は有無を言わせない感じだった気がしますが、今回は柔らかく諭すような言い方になってました。私はどっちもありだと思うのでぜんぜんOKです。
芝居の最後の締めのセリフで噛んじゃったのが残念。一瞬現実に引き戻されちゃったたらーっ
えりたん頭の中将は源氏とは違った華やかさと存在感があってステキです。
源氏の親友でありながら性質は正反対で、微妙にかみ合ってない感じがなんかリアル。
真野すがたさんの柏木は、思い込んだら一直線で目的を果たすためにいろいろ策を企てるも詰めが甘い若者と言った感じ。
柏木が源氏の怒りをかう場面で、オサ源氏の迫力のある怒りの表現にも助けられて、精神を蝕まれ弱った柏木の最後の場面は真に迫った感じがありました。
望月理世さんの夕霧は、気の優しい青年。出番が少なくて表現が難しいのかもしれませんが、あまり気持ちが伝わってこなくて「???」な感じ。私がちゃんと見てなかっただけかな?
桜一花さんの女三ノ宮は世間知らずの無垢な姫で幼さゆえの浅はかさはあれど、芯の強さを感じさせるかわいい姫君。
源氏と紫の上の昇天からフィナーレに移る時、以前より少し間を置いて切り替えるようになってました。前は余韻に浸るまもなくすぐにフィナーレに入ってしまって「ま、待ってぇ~」って感じだったからね。
それでもまだ早い気はするけど(^^;
あ、思い出した!今回役はついてないけど、まぁくんがなんかすごいかっこよかったのよ。お化粧もきれいだったし。舞台の隅でも輝いてたわ!!
印象に残ってるのはこんな感じでしょうか。
また思い出したら書き足すかも。
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